ご挨拶
後援会会員の皆様には、日頃より本会の運営にご理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。
海外では終息の見えない紛争が続く傍らで、国内ではオーバーツーリズムが問題となり、「観測史上初」という気象の接頭語が常套句になっているような日常です。
地球温暖化、激甚災害多発化、少子高齢化、地方人口減少等、昨日までとは明らかに違った時代に突入しています。
学生の皆さんも、変容する社会的要請に応えるべく、日々一生懸命に勉学やサークル活動等に研鑽を重ねています。学生生活は、長い一生を人として自分らしく生きるための、成長のための非常に重要なプロセス期間だと言えます。
既に目的地を見定めた学生も、まだ目的地を探し続けている学生も、同じくその成長のプロセスを体験する場でしょう。
座学中心の2次元モデルから、学友や地域との交流を重ねる3次元空間へ、そして将来とつながる4次元の世界へと成長していく――
この2度とない人生時間こそが学生時代だといえます。
実社会では、機械や装置ではなく、人的資本投資こそが成長の基本であり、組織の持続可能性を高めるための必須要件だと盛んに叫ばれています。
本学においても、小倉中心部に新学部の設置が決まり、社会ニーズに即した人材育成の新たな投資が動き出しています。
これは、大学としての持続可能性を高めるためのひとつの解ともいえるでしょう。
後援会としても、大学とともに、学生ファーストの支援機関として、言い換えれば学生の成長のための投資機関として、HPに掲載しているとおりの様々な事業を行っています。
今後も、学生が奥行きのある人材へ成長できるように、常に学生に寄り添った運営に努めて参ります。
引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
北九州市立大学後援会 会長 福島宏冶(2024.10)